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瞬間美ではなく、今とこれからをつなぐメディア
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hair careCHAIN

“日々のヘアケアに欠かすことの出来ない存在”となるために洗うことの本質と向かいあって生まれたヘアケアライン。

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skin careSONOMONO

この先、あなたになるもの。基礎化粧品とは、肌を整え必要なものを補うという考えのもと、肌本来の構造を熟知した上での配合を徹底したスキンケアブランド。

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hair salonWANENBI

めぐる、しかるべき、うつくしさへ。その日、瞬間の美しさだけではなく、明日もその先もずっと美しくいられるような施術を行うプライベートサロン。

瞬間美ではなく、今とこれからをつなぐメディア
美容業界の常識に一石を投じる ものづくりへの実直な挑戦
CHAIN

溢れる情報に、目まぐるしく移り変わるトレンド。
その中で本当に大切なものを選び取ることは容易ではありません。
CHAIN株式会社の川岸氏は、製造メーカーで培った哲学を胸に、
2016年、本質を追求するブランドとして「CHAIN」を立ち上げました。
これは、流行に流されず、困難を乗り越えながら
「使う人にとって本当に良いもの」を模索し続ける、
CHAINの実直な道のりを紐解く物語です。

Shigemitsu Kawagishi

CHAIN株式会社 代表取締役。20代に製造メーカーで培った「使う人を第一に考える」姿勢が、CHAINのものづくりの原点。γ-リノレン酸の研究を通じて人間に本当に必要なものを届ける意義を実感。その後、皮膚や髪の悩みに寄り添い、アミノ酸系シャンプー「CHAIN」を開発。肌や髪にやさしい製品づくりを追求している。

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01人間本来に必要なものを、実直に届けたい

CHAINのものづくりの原点は、私が20代前半を過ごしたメーカー、コーワテクノサーチ社での経験にあります。そこで叩き込まれたのは、目先の利益や流行ではなく、使う人のことを第一に考え、実直に製品と向き合う姿勢でした。当時は健康食品の研究開発、特に「γ(ガンマ)-リノレン酸」という特殊な脂肪酸の可能性に深く関わっていました。この成分が持つ人体に与える影響、とりわけ血液の流れに与える影響を知るにつれ、「本当に必要なものを届ける」ことの意義を強く感じるようになったのです。

その後、コーワテクノサーチ社がヘアケア分野へと足を踏み入れたのは、2000年頃のこと。「皮膚や髪のトラブルで悩む人が増えている」という医療現場の切実な声を耳にしたのがきっかけでした。アトピー性皮膚炎をはじめとするデリケートな悩みを抱える方々を前に、私たちに何ができるのか。その答えが、 CHAINシリーズの礎とも言えるアミノ酸系シャンプー「セルメイド」の開発でした。目指したのは、「肌や髪に負担をかけずに汚れはきちんと落とす。しかし、肌と髪が本来持つバリア成分は奪わない」という、当時としてはまだ珍しい考え方でした。

02美容業界の壁と、ブランド誕生への決意

「セルメイド」は、医療の現場や患者さんの「パッケージよりも成分にコストをかけて、できる限り安価で提供してほしい」という声から生まれた製品です。しかし、その実直さが、華やかさが優先されがちな美容業界では、なかなか理解されませんでした。美容室に提案しても、「見た目が地味だ」「これではお客様に響かない」と、厳しい言葉をいただく日々。会社としても、当時はヘルスケア事業が主力でしたから、toC向けのブランド展開に大きな投資をするという判断には至りませんでした。

それでも、私は「セルメイド」に大きな可能性を感じていました。「汚れのみを落とし、頭皮や髪に必要なバリアーは奪わない」という考え方は、ヘアケア製品の本質であるはずです。本当に身体が求めるものは何か。ヘアケアの本質をどう体現し、お客様に届けるべきか。その答えを探し求める探求心が、自らブランドを立ち上げる決意へと繋がりました。





03業界の常識への挑戦と、立ちはだかった「ニーズの壁」

私がCHAINシリーズで実現したかったのは、当時の美容業界の「当たり前」への挑戦でした。本来、身体が本当に求めるものを補い、その働きを助けることが化粧品の役割ではないのか。そんな当たり前のはずの問いへの想いが、日に日に強くなっていったのです。皮膚科の先生方からも「2000年以降、アトピーなどの皮膚疾患が増えた」という話を伺うにつけ、「この毎日のケアは本当に正しいのか?」「ユーザーにとって、これが正解なのか?」と、その在り方に疑問を抱くようになりました。年齢や肌の状態による違いはあれど、本来、人の身体が本当に必要とするものは、性別や年齢に関係なく同じはずだと考えています。

CHAINシリーズがアミノ酸系の洗浄成分にこだわるのは、まさにこの点です。必要なバリア成分は守りながら、不要な汚れだけを的確に落とす。この「当たり前の正しさ」で、一石を投じたい。私は、そう意気込んで美容業界への提案を始めました。しかし、返ってきたのは「川岸さんの考えは正しいかもしれないけれど、お客さんは別に困ってないよ」という言葉。当時はまだ、髪や頭皮の不調が「悩み」として明確に認識されておらず、シャンプー後のキシみも「トリートメントで補えば良い」という感覚が主流だったのです。高品質な成分を使えば価格も安くはできない。ニーズが顕在化していない市場で、高価な商品を提案することの難しさを痛感しました。

不器用な実直さが、共感を呼んだ瞬間

それでも、私たちは諦めませんでした。「使ってもらえれば、きっと良さがわかるはずだ」。その一心で、地道な活動を続けました。すると、意外にも早く手応えを感じる瞬間が訪れます。美容室の激戦区である青山や表参道といったエリアでも、CHAINシリーズのリピート率が80%を超えるという、私たち自身も驚くような結果が出始めたのです。これは、目先の流行に流されないお客様が、私たちの「不器用なまでの実直さ」に共感してくださった証でもありました。

04「瞬間美」ではなく、「今とこれからをつなぐ」ケアを

CHAINシリーズが大切にしているのは、「瞬間美ではなく、今とこれからをつなぐものづくり」という哲学です。私は、健康な髪や肌を持ち、自らバリア成分を十分に作り出せる人であれば、ヘアケアやスキンケアは必ずしも必要ないと考えています。とは言え、年齢や環境によって、その力は衰えていく。その時に必要なのは、自分自身が作り出しているバリア成分が何であるかを理解し、それを適切に補うことのはずです。

にもかかわらず、ユーザーにとって本当に必要かわからないモノまでもが魅力的な言葉で溢れています。もちろん、それらが悪いわけではありません。しかし、それが自分の肌や髪が本当に必要としているバリア成分と一致しているとは限りませんし、肌構造のメカニズムから考えれば、まずは必要なバリア成分をきちんと補うことの方が重要なのではないでしょうか。CHAINシリーズでは、「肌構造のメカニズム」に基づいた機能設計を何よりも大切にしています。人の髪や肌に本来必要な成分は何か、それをどう補うべきかを科学的に考え、流行りのキーワードよりも実質的な作用を追求する。自分自身に宿る力を支えることこそが、CHAINシリーズの役割であり、それはこれからも変わらない信念です。

05守り続けてきた三つのこだわりと、
お客様の声が導く未来

ブランド立ち上げ当初から、私の中には三つのこだわりがありました。一つは、しっかりとした「ブランド」として確立すること。次に、その価値を正しく伝えるための「流通」を整えること。そして何よりも、何度もお話ししている「ものづくり」への徹底的なこだわりです。

CHAINシリーズは、「本当に伝えたい価値」を守るため、意図的に流通を制限し、サロン専売品という形を取ってきました。ディーラーを介さず、私たちの考えに共感してくださるサロンのオーナー様に直接製品をお届けし、価格の安定性を守るためにネット販売も行ってきませんでした。

しかし、コロナ禍でお客様から「良い商品なのはわかるけれど、美容院に行けないと買えないのは困る」というご意見をいただくようになりました。私たちのこだわりが、結果としてお客様にご不便をおかけしてしまっていたわけです。この経験から、現在はこれまでの流通のあり方を守りつつも、より多くのお客様に直接製品をお届けできるよう、BtoC向けの展開にも力を入れ始めています。ECサイトなのか直営店なのか、形はまだ模索中ですが、お客様の声をダイレクトに製品改良やサービス向上に繋げていきたいと考えています。

これからも、実直に、誠実に

CHAINの物語は、まだ始まったばかりです。私たちは、これからも「人間本来に必要なものを実直に提供する」という原点を胸に刻み、たとえ不器用と言われようとも、誠実な製品づくりとその価値を伝える努力を続けていきます。私たちの製品が、単なる化粧品としてではなく、お客様一人ひとりの「今とこれから」にそっと寄り添い、日々の生活にささやかな自信と安心感をお届けできることを、心から願っています。

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