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瞬間美ではなく、今とこれからをつなぐメディア
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hair careCHAIN

“日々のヘアケアに欠かすことの出来ない存在”となるために洗うことの本質と向かいあって生まれたヘアケアライン。

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skin careSONOMONO

この先、あなたになるもの。基礎化粧品とは、肌を整え必要なものを補うという考えのもと、肌本来の構造を熟知した上での配合を徹底したスキンケアブランド。

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hair salonWANENBI

めぐる、しかるべき、うつくしさへ。その日、瞬間の美しさだけではなく、明日もその先もずっと美しくいられるような施術を行うプライベートサロン。

瞬間美ではなく、今とこれからをつなぐメディア
ものづくりの連鎖によって紡がれたヘアケアブランド
CHAIN

美容業界に参入するにあたり、
CHAIN株式会社・代表の川岸さんがこだわったのが
パッケージデザインをはじめとするブランディングでした。
立ち上げ当時からCHAINのブランディングを一任される
株式会社真ん中・代表の北口さんと、販売員として
百貨店のポップアップストアでお客様に商品を提案される藤川さんに、
ブランドをつくる側と広める側の立場からお話しを伺います。

Natsumi Fujikawa

元百貨店美容部員。メイク・フェイシャルトリートメントを得意とする。 日本化粧品検定1級取得。 現在、CHAIN・SONOMONOの専属美容コンサルタントとして活動中。

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01キーワードは「連鎖」

CHAINのブランディングを担うにあたり、どのような観点で顔作りをされましたか?

北口:CHAINの製造元であるコーワテクノサーチさんは、医療関係者や患者さんといったお客様の要望に答えるべく、自分たちの技術と向き合いながら事業を発展してこられました。それは本質的なことであり、マーケティングを重視した商品や事業開発とは異なります。お客様の要望をきっかけにして次へとつながっていく。私がブランディングに参加するにあたって最初に着目したのは、この連鎖的なものづくりのスタンスでした。

また、人体のメカニズムを熟知した上で商品開発に取り組まれているところも目を付けたポイントの一つです。例えば、炎症を抑えることを目的としたスキンケア・ヘアケア製品はたくさんありますが、コーワテクノサーチおよびCHAINはその原因にまで立ち返って商品を開発されています。メカニズムを理解している会社だからこそできる、自然の摂理に沿った連鎖的なものづくりが、そこにもあったわけです。ブランドのコアは、連鎖にある。私はそう感じて自然の連鎖や循環をイメージさせる「食物連鎖」をモチーフに顔作りを行っていきました。

CHAINのネーミングやメッセージ「明日の輝きへ、つながってゆく。」に込められた想いをお聞かせください。

北口:必要なものを補い、人間本来の力を呼び覚ますことを目的としたCHAINの真価は、一回使えばすぐにわかるようなものではなく、使い続けてはじめて明らかになるものです。つまり、毎日の積み重ねが明日の輝きへとつながっていくということです。ブランドメッセージや「CHAIN」というネーミングは、このつながりや連鎖をキーワードに導き出されたものです。

CHAINをお客様にご提案する販売員として、ネーミングやメッセージについてどんな印象を持ちましたか?

藤川:私が惹かれたのはその場しのぎの瞬間美ではなく、明日の輝きのためのものであるというコンセプトです。自分自身も今まではその場しのぎでキレイになればいいと思っている部分もありました。CHAINに出会ってからは明日、明後日、そしてその先の未来を見据えて継続して使っていくことの重要性に目覚めました。





02食物連鎖をモチーフにした実直で誠実なデザイン

CHAINはサロン専売品であり、ドラッグストア等に並ぶ市販品とは異なりますが、ブランディングにあたって心掛けたのはどんなことですか?

北口:当時、サロンに流通していたヘアケア商品の多くがスマートでシンプルなものでした。既存ブランドが数多ある中でCHAINは後発になります。そのため、同じような顔作りをしてしまってはサロンさんの記憶に残りづらい。であれば、ものづくりに対す信念を貫いているCHAINらしさを堂々とアウトプットするのがいいのではないか。それが差別化にもなると考え、デザインに落とし込んでいきました。

CHAINの前身としてコーワテクノサーチさんの「セルメイド」シリーズがあります。CHAINは同じ考え方でつくられたものになりますが、パッケージデザインにあたって気を付けられたことはありますか?

北口:同社のヘアケアやスキンケア商品が目指すものが、メイクアップではないというお話しをよく伺っていました。そのため、瞬間を取り繕うようなものにはならないように意識し、化粧品の華々しいイメージとは一線を画す実直で誠実な表現を心掛けました。CHAINのパッケージには白地に墨で食物連鎖を連想させるイラストが描かれているのですが、デザインの潔さやシンプルさは、そういったところからきています。

日々、商品をご提案される中で、お客様からパッケージデザインに対する反響はありますか?


藤川:お勧めした際に購入につながらなかったお客様が、しばらくしてポップアップストアの前を通りかかったときに思い出して購入してくださるケースが多々あります。パッケージにインパクトがあるので、一度見たら記憶に残るようです。また、パッケージのイラストが気になって、立ち止まってご覧になる方も少なくありません。食物連鎖のイラストがブランドのコンセプトにも紐付いているので、それをきっかけにブランドのストーリーまでお話しすることも。そうすると、さらに興味を持ってくださいます。

03お互いの考え方や意見を尊重する協業関係

CHAINのブランディングに伴走するにあたり、どのような形で協業されているのですか?

北口:CHAINのブランディングに携わるようになったのは10年ほど前のことです。当時はまだ会社の立ち上げ段階で、その頃からパートナーとして伴走させていただいています。CHAINさんがものづくりのプロであれば、私たちはデザインのプロ。相手の考えや意見に口出しするようなことはあまりなく、互いの役割を尊重し、良い関係のもとで協業することができています。そもそも、CHAINの理念、ものづくりの背景など大切にしている考え方が、日々たくさんの会話をする中で十二分に共有できているので、意見が対立しないのかもしれません。

「連鎖」というキーワードから生まれたシーズンビジュアルや、伝統工芸とコラボしたノベルティについてお聞かせください。


北口:CHAINの購入サイクルは3ヶ月に1回程度。その都度、コミュニケーションを取ることで連鎖的な関係を築いていきたい。そんな想いから四季の自然をお便りとして届けるブランドブックを作成しました。シーズンビジュアルとして冊子に落とし込んだのは、苔生した谷や離島から眺める海岸線などの自然の風景。CHAINが伝える「瞬間美ではなく、本来の美しさ」を表現するために、人の手が加わっていない無垢の自然を切り取りました。


お客様にお渡しするノベルティとして、木毛(もくめん)を用いた自然のアロマディフューザーや菅細工でできたコースターなどもつくりました。共通するのは、いずれも伝統工芸を用いたものである点です。伝統工芸は、長い年月をかけて紡いでこられた土地や人々の思いが込められています。それはCHAINのキーワードである連鎖にもつながるものであり、この表現に行き着いたわけです。

04お客様との接点を増やし、さらに愛されるブランドへ

今後の展開についてお聞かせください。

北口:CHAINは、サロンを通じて消費者にお届けしていくBtoBtoCの形態をとってきました。一方、最近では百貨店でもポップアップという形で売り場を構えるようになり、お客様とダイレクトにつながる機会も増え始めています。ただ、現状では販売チャネルが限られているため、気軽にリピートしづらい状況にあります。つまり、今後は欲しいときに気軽に購入できる状態にしておく必要があり、そうなればお客様と直接つながる機会がさらに拡大するということです。その中で考えているのは、CHAINのファン同士がつながるコミュニティづくりをはじめ、ブランド側から積極的に企画や発信を展開していくことです。日々の暮らしの中でCHAINとの接点を増やすことで、お客様にさらに愛されるブランドへと育てていきたいと考えています。

今後はお客様との接点も増え、販売員のみなさんの役割もさらに広がることが予想されます。未来に向けて取り組んでいきたいことをお聞かせください。

藤川:私自身、社員になる前からCHAINのファンで、好きだから入社したという経緯があります。それが入社してCHAINの大切にする理念やものづくりに対する考え方に触れ、北口さんがお話になったようなデザインやコンセプトの背景を知ることで、さらに好きになっていきました。今後、お客様との接点がより増えていく中で思うのは、お客様のお悩みに寄り添うだけではなく、ブランドの背景にある物語もしっかりとお伝えしていきたいということ。私がそうだったように、深く知ることでもっと好きになってもらえる方が増えるとうれしいですね。

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